2001年
06月
01日
(金)
18:59 |
編集
さてさて、「紅翔伝説」は満員とは行かなかった。
駆け出しの劇団のこととて、浦安文化会館キャパ二千の劇場が三日間満員という厚かましさは当然持ち合わせていなかったが、
今でこそTDLで脚光を浴びる浦安といえど当時の認知度と交通の便を考えるとまずまずの入りだった。
そして新たな劇構造へのさらなる模索は続く。
第四弾は「ワークショップ」旗揚げ小屋ル・ピリエでの公演である。
(作演出J・A・シーザー、根本豊、山崎信介・84.12/8~24)
「或る日或る時の自分と或る日或る時から十秒後の相手は果たして同じ自分であり同じ相手であるのか」
ご存知フネスの犬の疑問をモチーフに、『ワークショップ』の作業は始まった。
観客と我々との時間の観念の共有とは?一分前の観客と今この瞬間の俳優は同じなのか。
旗揚げ後初の三人の共作となったこの作品は、ポスターチラシも工夫を凝らした。
キャスト名の欄はアイウエオ順にし、十番目位までは新人の名前。
『自宅の目覚まし時計を八時四十分にセットして劇場に来たれ」と大書し、
終演時間には観客の家庭のベルが一斉になることを目論んだ。
北川登園氏の劇評「…まさしく故寺山修司のある側面を継承した舞台であった。それは言葉であり、非日常的な肉体が生み出す視覚的な構成である。過去、現在、未来などあらゆる時間がシュールに展開する。(中略)だが時間とは一体何なのだろうか。共有した時間は一緒だが、時間の中の記憶は人さまざまである。すぐれて批評的な作品である。」
ただ計算違いは、キャスト名と題名から、研究生公演と間違われ客足が今一だったことであった。無念。(続く)
駆け出しの劇団のこととて、浦安文化会館キャパ二千の劇場が三日間満員という厚かましさは当然持ち合わせていなかったが、
今でこそTDLで脚光を浴びる浦安といえど当時の認知度と交通の便を考えるとまずまずの入りだった。
そして新たな劇構造へのさらなる模索は続く。
第四弾は「ワークショップ」旗揚げ小屋ル・ピリエでの公演である。
(作演出J・A・シーザー、根本豊、山崎信介・84.12/8~24)
「或る日或る時の自分と或る日或る時から十秒後の相手は果たして同じ自分であり同じ相手であるのか」
ご存知フネスの犬の疑問をモチーフに、『ワークショップ』の作業は始まった。
観客と我々との時間の観念の共有とは?一分前の観客と今この瞬間の俳優は同じなのか。
旗揚げ後初の三人の共作となったこの作品は、ポスターチラシも工夫を凝らした。
キャスト名の欄はアイウエオ順にし、十番目位までは新人の名前。
『自宅の目覚まし時計を八時四十分にセットして劇場に来たれ」と大書し、
終演時間には観客の家庭のベルが一斉になることを目論んだ。
北川登園氏の劇評「…まさしく故寺山修司のある側面を継承した舞台であった。それは言葉であり、非日常的な肉体が生み出す視覚的な構成である。過去、現在、未来などあらゆる時間がシュールに展開する。(中略)だが時間とは一体何なのだろうか。共有した時間は一緒だが、時間の中の記憶は人さまざまである。すぐれて批評的な作品である。」
ただ計算違いは、キャスト名と題名から、研究生公演と間違われ客足が今一だったことであった。無念。(続く)
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